メンテナンスページには、データベースの現在の操作に関する情報が表示されます。また基本的なメンテナンス機能にアクセスすることもできます:

- 最新の検証: このエリアには、データベース上で実行された最新の検証の日付、時刻、状況が表示されます。データ検証の方法に関する詳細は、デザインリファレンスを参照してください。
レコードとインデックスを検証ボタンを使用して、サーバを止めることなく、直接検証を起動できます。検証の間、サーバの動作が遅くなるかもしれないことに留意してください。
データベースのすべてのレコードとすべてのインデックスが検証されます。検証対象を絞り込んだり、追加のオプションを指定したい場合は、Maintenance & Security Center (MSC) を使用します。
検証後、データベースストラクチャファイルと同階層にあるLogs フォルダに、XMLおよびHTML ファイル形式でログが作成されます。レポート表示 ( クライアントマシンでは レポートをダウンロード) ボタンをクリックすると、ブラウザでレポートを参照できます。
- 最新の圧縮: このエリアには、データベースデータに対して実行された最新の圧縮の日付、時刻、そして状況が表示されます。データ圧縮に関する詳細は、Design Referenceマニュアルを参照してください。
データ圧縮... ボタンを使用して、圧縮処理を起動できます。この操作を行うためには、サーバを停止させる必要があります。ボタンをクリックすると、4D Server データベースの終了ダイアログ表示され、操作を選択することができます:

このダイアログボックスに関する詳細は、4D Serverを終了する を参照してください。
データベースが実際に停止された後、4D Server はデータベースデータに対する標準の圧縮操作を行います。追加のオプションを指定したい場合は、Maintenance & Security Center (MSC) を使用します。
圧縮が終了すると、4D Server は自動でデータベースを再開し、4D ユーザの再接続が可能になります。
Note: 圧縮リクエストが4D クライアントマシンからなされた場合、このマシンは自動で4D Server により再接続されます。
データベースストラクチャーと同階層にあるLogs フォルダに、XMLおよびHTMLフォーマットでレポートファイルが作成されます。レポート表示 (クライアントマシンではレポートをダウンロード) ボタンをクリックすると、ブラウザでレポートを参照できます。
- 稼働時間: このエリアには、サーバが開始されてからの稼働時間 (日、時、分) が表示されます。
サーバを再起動... ボタンをクリックすると即座にサーバを再起動できます。このボタンをクリックすると、4D Server データベースの終了ダイアログが表示され、操作をどのように中断するか選択できます (4D Serverを終了する を参照)。再起動後、4D Server は自動でデータベースを再度開き、4D ユーザの再接続が可能になります。
Note: 再起動リクエストが4D クライアントマシンからなされた場合、このマシンは自動で4D Server により再接続されます。 - 最新のバックアップ: このエリアにはデータベースの最新のバックアップの日付と時刻と、データベース設定の"スケジュール"ページの設定に基づいた、次回に予定されるバックアップに関する情報が表示されます。
- 次回のバックアップ: 次回の自動バックアップの日付と時刻。
- 必要空き容量: バックアップに必要な計算された空き容量。バックアップファイルの実際のサイズは(圧縮などの) 設定や、データファイルの変化により変わります。
- 空き容量: バックアップボリュームの空き容量。
バックアップ開始を使用して、現在のバックアップパラメタ ( バックアップするファイル、アーカイブの場所、オプションなど) を使用したバックアップを開始できます。環境設定... ボタンをクリックして、これらのパラメタを確認できます。サーバ上でのバックアップの間、クライアントマシンはブロックされ (ただし接続解除はされません)、新規のクライアント接続はできなくなります。
- リクエストとデバッグログ: このエリアには、ログファイルに記録する期間が(ログファイルが有効化されている場合)表示されます。ログファイルとは、以下のものを含みます:
- リクエストログファイル: Webリクエストを除く、サーバが受信したリクエストに関する情報(時間、プロセス番号、ユーザ、リクエストサイズ、処理時間等、サーバの動作を検証するために使用可能な情報)が格納されます。このファイルは4DRequestsLog_X (X はファイルのシーケンス番号) という名前で作成されます。
- デバッグイベントファイル: メソッド、4Dコマンドまたはプラグインコマンドのそれぞれの実行を保存します。このファイルはストラクチャーファイルの隣にあるLogsのフォルダのサブフォルダに自動的に保存されます。それぞれのイベントは実行の前に系統的に記録されるので、アプリケーションが予期せず終了した場合でも確実にファイルに記録を残すことが出来ます。このファイルはアプリケーションを起動するたびに消去・上書きされることに注意して下さい。このファイルについては SET DATABASE PARAMETER コマンドによって設定を変更することが出来ます。
- 4D SMTP ログファイル: SMTP transporter オブジェクトが4D Server 上で処理されたとき、4D Server とSMTP メールサーバー間の通信をそれぞれ保存します。ファイル名は4DSMTPLog_X.txt です。SET DATABASE PARAMETER コマンドを使用してこのファイルを設定することができます。
- 4D POP3 ログファイル: POP3 transporter オブジェクトが4D Server 上で処理されたとき、4D Server とSMTP メールサーバー間の通信をそれぞれ保存します。ファイル名は4DPOP3Log_X.txt です。SET DATABASE PARAMETER コマンドを使用してこのファイルを設定することができます。
注: ログファイルは、ストラクチャーファイルのすぐ隣にあるLogs フォルダ内に保存されています。
リクエストとデバッグログ開始ボタンを使用すると、ログファイルが開始されます。記録が開始されるとフォーマンスが著しく低下するため、これはアプリケーションの開発フェーズでのみ使用します。
注: このボタンはサーバー上で実行されているオペレーションしか記録しません。リモート4D 側で実行されるオペレーションを記録するためには、SET DATABASE PARAMETER コマンドを使用する必要があります。
リクエストのログが有効になると、ボタンのタイトルがリクエストログ停止に変わり、いつでもリクエストの記録を停止できます。リクエストのログ記録を再開すると、以前のファイルは消去されることに留意してください。
レポート表示 ( クライアントマシンではレポートをダウンロード) ボタンをクリックすると、システムウィンドウが開いて、リクエストログファイルが表示されます。